ひっそり夜桜見物。
子どもの頃、家の外に水槽を置いて、金魚とドジョウを飼っていましてね。
水を交換するときなんかは、そこにホースを突っ込んでホースで水を満たし、水道管からホースを外してあとは重力で水を抜いていくって感じで水を交換していたんですね。
ところが、水を交換する度にドジョウが少なくなっていきましてね。
別に死んでしまったワケではなくて、にょろりとホースから下水へ……。
さて、本題。
誰も見ていない夜桜。
ご無沙汰しておりました。
今年は花見の予定とか全然入っていなかったんで、それではちと寂しい。
寂しいならいっそ、誰も見ていない桜を見に行こう、というワケで、近所の桜スポットにやってまいりました。
↑桜っぽいのはわかる。
この川沿いの桜は、毎年見事な花を見せてくれる。
↑咲きっぷりがすばらしいね。
もしもし?
電話じゃありません。オマーリサンさんです。
そりゃそうだ。深夜2時頃、住宅街にカメラを持ってうろつく男。怪しすぎる。
コントの警察官さながらに、自転車をゆっくりと左右に漕ぎながらやってきた。
オマーリサン:「何してんの?」
オイラ:「あぁ、桜の写真を撮ってるんですよ、コレ(デジカメの画像を見せる)」
オマーリサン:「あっ、そう。」
オイラ:「もうすぐ帰りますんでー」
オマーリサン:「家とか撮っちゃうと誤解されるから気をつけてねー」
お仕事とはいえ、お手数をおかけしました。
対岸に置いてあったオイラのバイクににじり寄るオマーリサン。
オマーリサン:「いやね、駐禁取るとかそんなんじゃないんだけどね、バイク使った引ったくりが連続で4件もあったのよ」
オイラ:「はぁ。」
オマーリサン:「盗られた人がナンバーでも覚えてりゃいんだけどねぇ。」
オイラ:「はぁ。」
オマーリサン:「あっ、環七の方に緊急配備入っちゃってるから。」
オイラ:「はぁ。」
オマーリサン:「今日はもう真っ直ぐ帰った方がいいね。」
オイラ:「はぁ。」
オマーリサン:「環七の方は行かない方がいいよ。めんどくさいことになるから。」
オイラ:「はぁ。」
オマーリサン:「じゃぁ気をつけて!」
オイラ:「はぁ。」
そんな大切な情報教えてくれたりちゃっていいのかね。オイラが引ったくり犯だったらどうする!