ランクス。。

ランクスに乗った。

ウチの親父が最近カローラランクスに乗り始めた。
ユーノスコスモからえらい変化のしようではあるんだけど(笑)。


3年ぶりに実家に帰ったのも、コイツで荷物を運ぼうと思って。
と、いうわけで、ちょっと感想をば。


スペックの詳細はこんなのを参考にしてもらって
http://autos.yahoo.co.jp/ncar/catalog/model_detail.html?brand=TO&shashu=S047&fmc=F001&mc=M002:Title


どんな感じ?

今までいろんな車に乗ってきたけど、カローラってこういう車なのかなぁ・・・と。
う〜ん、なんというか、表面的な剛性は感じるんだけれども、それでいて華奢な感じがする。



実際、コーナーに入った時の腰砕け感がけっこうすごくて、ちょっと恐怖感すら感じるんだよね。
ボディがよれて、それから足がバタバタ動く、みたいな。
狙ったとおりに車を持って行くのが難しいくらい。交差点でも最初に想定して切り込む量から、もう一つ切り込まないとダメ。なんかすごく気持ち悪い。



そんなボロクソな評価を親父に伝えたら、親父も
「うん、俺もそう思う。」
だって(笑)。



たぶんね、セダンだったらもうちょっとカチッとしているんだろうね。
開発のベースもセダンだしね。



でも、カローラのすごいところって、直線道路やRの緩いコーナーなんかはすごく快適に走ることができるし、30分も乗っていれば体が慣れてしまう。そんな、恐ろしいまでの特徴のなさがカローラの魅力でもあるんだよねー。
走る、曲がる、止まるの必要十分条件はちゃーんと揃っている。
それと引き替えに、ただ乗るだけで、それ以外はなーんにもする気にならない。ナビの電源を入れる気にすらならない。

おもしろくはない。

でも、これじゃあつまんないな。
ずっと、こういう車に乗っている人って、もしかしたら車に乗ることの楽しみっていうのがわからないんじゃないのかな。
例えば、ロードスター。初代でもいいし、2代目でもいい。MTでも、ATでもいい。一度じっくり乗って欲しい。
たぶんね、自然と積極的なドライビングをしたくなる。
交差点だけで、わかるから。




それにしても最近の車って、駆動系が壊れるような気は全くしないよね。
ATの変速ショックなんてないし。
いきなりエンジンがグズったり、エアコンコンプレッサーのOn/Offでアイドリングが不安定になったりすることもない。
こういうところまできちんと手が届くようになったっていうのは、バブル前後のような気がする。
バブル期を経たおかげで、工業製品としての自動車の最低水準が大幅に底上げされたんじゃないかな。


と、いうワケで、毒にも薬にもならないなぁ、カローラ。そんな感じでした。