Windows Server 2012 R2と10台のHDDでRAID5を作った話。

ご無沙汰でした。
 
内容はタイトル通りなんだけど、3TBのHDDが10台余ったので、RAID5ボリュームを作ってみた。
皆さんのご家庭でもこれくらいのHDDが余っているでしょうから、何かの参考にしていただければ。
WS2012だったら記憶域プールが使えるんだけど、物は試し、まずは旧来のソフトウェアRAIDから。

環境

サーバー:Thinkpad L512
CPU:Core i5 M520 2.4GHz
メモリ:8GB
OS:Windows Server 2012 R2
内蔵ディスク構成:内蔵SSD×2
外付けディスクポート:eSATAポート×3(うち2つはExpressカード・SiI3132)

そう、サーバーはノートPC
光学ドライブを外してSSDを突っ込んで、ポートマルチプライヤ対応のeSATAカードを追加。
ファイルサーバーとして利用している。

構築


3TBが10本。全部見えてないけど。
 

「新しいRAID5ボリューム」
 


全部選ぶ
 

今回は「ReFS」を選択。もちろんNTFSも選べる。
 

RAID5ボリュームを作ると再構築が始まる。
ちなみに容量は2.8TB×(10-1)でおよそ25.2TB。
 

再構築が終わるまで

火曜日の午前8時にスタート。
なかなか進まない。
そして24時間後。

……マジか。
 
48時間後。

…………マジでか。
 
72時間後。

………………。。。
 
96時間後。

やっと終わった。
 

パフォーマンス

大きめのファイルを置いておくファイルサーバーなのでシーケンシャルの読み書きが大切。
今時のHDDは単体でそれぞれ120~200MB/sくらい出るんでしょう。

読み込みは割と速い。オーバーヘッドとか考えるとeSATAの上限かも。書き込みはそこまで悪くない。パリティ計算あるからね。
 
ちなみに内蔵SSD

そりゃ、速い。
 
RAID5機能のついたHDDケース。物理ドライブは5台。

H/WのRAIDだからね。読み書きは割と快適。
 

使えるかどうか。

いや、絶対使えないでしょう。
RAID6だったら全然違ってくるけど、10台でRAID5。
しかもリビルドに90時間以上かかるとか危なすぎ。
 
速度は思いのほか落ち込まなかったね。家庭用だったら許容範囲。
 
さて、今度は記憶域プールでも作ってみようかな。