年末年始にいろいろ行ってきた。〜街と夕日を見るんだゾウ!!〜

  
 
 
 
大学生の頃はガソリンスタンドでバイトをしてました。
そこの常連さんに、トサン(10日で3割)で金貸しをしているヤ○ザさんがいらっしゃいまして。
ドアノブがガタガタで自転車の鍵でもエンジンがかかるセルシオに乗ってました。
あれは確実に盗難sy・・・・・・おや誰か来たようだ・・・・・・。
 
 
 
 
 
 
 
さて、本題。
 
 
その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
の続き。
 
 
 

発展してるの?

 
という質問をもらった。
 
うーん、すごく極端という答えが正解なのかな。
 
幹線道路からちょっと外れるとすぐに砂利道だったり、赤土の道だったりする。
カンボジア国内の道路はほとんど赤土の道。
飛行機から見てもよくわかるくらいの。
 
 

↑雨期になるとぬかるんで本当に大変らしい
 
 
こんなんだから、やっぱりかなりほこりっぽい。
 
 

↑幹線道路から1本入るともうこんな感じ。
 
 
ちなみに緑の車はオイラの専用車でした。日本円強し!! 
 
 
そしてちょっと行くと、こんな立派な舗装路がある。
 

↑この他にも対向2車線道路もある。
 
 
そしてなんとコンビニがある!!
 

セブンイレブントライアングルマート。だってさ。
 
 
さらに凄いのは、このコンビニ、Free Wifi Spotがあるということ。
30円くらいでジュースか何か買って、Wifiを使いたいんだと店員に言うと、APとパスワードを教えてくれる。
 
 

カンボジアとは思えないこの光景。
 
 
公務員の月収が20ドルとか30ドルというこの国で、パソコンやスマートフォンなんていうのはとんでもないシロモノ。
だからこそ、こういう場所でPCを見せびらかす人が多いらしい。
 
あぁ、携帯電話はみんな結構持っている。
しかも着うたが流れてくる!!
 
 
 
一つの国でここまで所得格差があったり、生活環境が違ったりするというのは日本では考えづらいけど、でも実際はそういう国の方が多い。
本当の格差社会ってこんなんだよなぁと思わされる。
 
 
でも、せめて幹線道路だけでもきちんと舗装されれば物流は劇的に良くなるハズだから、発展も早いかもね。
固定電話じゃなくていきなり携帯電話だし。
 

 
 

夕日を見に行こう

 
その前に腹ごしらえ。
 
 
朝とは別の市場に行った。
 

↑昼と言っても3時ごろ。空いてる。
 
 
 
そしてお約束の飼っているんだか迷い込んだんだかわからないネコ。
足元にまとわりついてくる。
 
 
 

↑なんか「シュッ」としてる気がする。
 
 
 

 
 
 
何かのヌードル。コレも100円くらい。
市場で何食か食べたけど、あまりハズレがない。
普通に美味い。幸せ。
 
 
 
夕日スポットはちょっとした山の上にある。
20分くらい登山をする。
 
道を歩いていると、何度もゾウに遭遇する。
 

↑ゾウは速いんだゾウ!!
 
 
背中に観光客を乗せて一気に登っていく。
乗っときゃよかったなぁ・・・・・・。
 
 
 
お馴染みの夕日スポットらしく、人がいっぱい。
 

↑屋台出したら儲かるね。毎日だし。
 
 
 

↑地平線に沈む太陽。高い建物がないのでなかなかの景色。
 
 

↑月のようだ。
 
 
毎日ボケーッと夕日を眺めていたいなあ。
 
 
 
 

やっぱり市場。

 
カンボジア最終日。
また市場に行く。
お土産も売ってるしさ、現地の食べ物も売ってるし。
なんせ人が集まっているのがいい。
 
 

↑シンプルなバイタクってあんまりなくて、だいたいこういうのに乗る。
 
 
 
 
 
 
 
 
ベトナムあたりだと、バイタクの目の前を通るとドライバーが声をかけてくる感じだけど、カンボジアはひと味違う。
 
 
 
「ッアアアアアイ!!!!!」
 
 
何だどうしたおいおいと思って周りを見回すと、広い交差点の向こう側からドライバーがコッチを見て叫んでいる。
 
 
 
「ッアアアアアイ!!!タックシィー!!!」
 
 
タクシーを呼んでいるのではなく、タクシー俺を呼んでいる。
 
そこに通りかかる一台のバイタク。
絶叫オッチャンの努力むなしく、オイラは通りかかったバイタクに乗り込む。
 
 
バイタク:「どこに行くんだい?」
俺:「市場。何か食べたい。往復2ドルでいいかい?」
バイタク:「いいよ。」
 
 
席は広いし涼しいし、実に快適。
 
 
帰りはどうするのかと思いきや、バイタクの兄ちゃん、ちょっと離れたところでずっと待っていると言う。
 
なんかムズムズするけど、そういうものなんだろう。
 
 
 

↑こんな感じ。食材はかなり豊富。
 
 
住んでいるワケではないので食材は買わないけど。
何か買うにしても、クメール語できないと厳しいだろうなあ。
 
 
 

↑こんなお店に来た。
 
 
エビのサラダと、またもや何とかヌードル100円をオーダーしてしばし待つ。
 
 

↑サラダ来た!!すげぇ!!不味い!!!
 
 
なんだろう、この旅唯一のハズレ引いた。
アクの強い草食ってる感じ。
 
 

↑うっひょー美味そう!!
 
 
あ、でもこっちは美味かった!!
麺はたぶんフライ麺か何かだと思うけど、具がいろいろ入っていてこれまた美味い。
しかもヘルシーな気がする。
 
 
コーヒーを飲みながら、ゆっくり本を読む。
 
 
 
30分くらいした頃だろうか、何か気配を感じる。
なんだろうと思って顔を上げると、バイタクの兄ちゃんがこっちをチラチラ見てる。
 
 
俺:「どうした?」
バイタク:「何でもない。」
俺:「ん?帰ろうか?」
バイタク:「いや、ミスターが帰らないなら待ってる。」
 
 
 
うわっ、居づれぇ・・・
 
 
 
俺:「他のお客さんを乗せないとお金稼げないもんな。帰ろう。」
バイタク:「いいの?」
俺:「いいよ。」
 
 
 
さて、ホテルに戻って、どうしたものか。
メールチェックでも兼ねてセブンイレブントライアングルマートのでも行ってこよう。
 
 
ってなワケで、セブンイレブントライアングルマートの外のベンチでゆっくりネット。
 
 
 
そこにさっきのバイタク兄ちゃんがやってきた。
 
 
 
 

ミンナノニホンゴ

 
バイタク:「ミスターは日本人?」
俺:「そうだよ。」
バイタク:「おー!ミンナノニホンゴ!!」
俺:「何だよそれ。」
バイタク:「毎週日本人のボランティアが日本語学校開いてるんだ。」
俺:「うんうん、それで?」
バイタク:「教科書の名前がミンナノニホンゴなんだよ。」
俺:「へー、そうなのか。」
バイタク:「日本はカンボジアをいっぱい助けてくれるから好き。ありがとう。」
 
 
バラマキだ何だと言われていても、こんな形で返ってくるんだからやっぱりそれなりに税金払っててよかったかもな、とか思ってしまう。

 
 
バイタク:「ホンダのバイクは最高だよ。」
俺:「知ってるよ。」
バイタク:「中国のバイクはホンダの半額だけど、2年で壊れる。でもホンダのバイクは20年乗っても壊れない。高くてもがんばって買ってよかった。」
 
 
別に俺の手柄じゃないけどやっぱりうれしい。
本田宗一郎さん、聞いてますか?
 
 
  
バイタク:「将来はアンコールワットのガイドになりたいんだ。だから日本語を勉強する。」
俺:「日本語は難しい?」
バイタク:「すごく難しい。まだ挨拶しかできない。」
 
 
会話は全部英語だった。
読み書きはあんまりできないけど、全部話して覚えたとか。
 
あぁ、こんな若者がたくさんいたら20年とは言わないけれども40年後には日本は追い越されてしまうかもしれないな。
同じことはベトナムでもインドネシアでも感じたけどね。
 
子どもも多い、出生率も高い、若い人でも着うたが流れる携帯を持ち、将来に向かってできることを全力でやる。
もうね、こっちが視線を外したくなるくらい真っ直ぐな目。
 
 
その後もiPhoneは高いとか、韓国とか中国のお店ばっかりできて腹が立つとか(中国人観光客は集団で来ても中国資本のお店にしか行かないらしい)、そんなこんなで2時間近くおしゃべりしてた。
 
 
 
 
 
・・・・・・つづく