何をいまさら・・・・・・仕事でタイに行ってきた。その1。

スーツを着ているときにセカンドバッグを見たら、必ず小脇に抱えて「契約更改」って言います。




危なくね?

5月の中旬頃からお客さんに来てくれと言われていたんだけど、政情不安定の折、会社から渡航許可が降りなかったんだよね。
6月中旬になって、やっと外務省の警戒レベルが下がったので早速行ってきた。


とりあえず暑い。どう考えても暑い。

空港から外に出た瞬間、汗が噴き出す。気温は36度。ちょっと後悔した。
ちなみに渡航当日は38度5分の熱があった。ちょっと後悔した。
当日はお客さんと日本人の経営する焼き肉屋へ行った。
体調が悪いのを隠す意味もあって、モリモリ食ったら次の日には熱が37度2分まで下がっていた。これで勝つる!!
 

↑ちなみにホテルからはこんな景色。
 
 
 
さて、お客さんのオフィスはホテルから歩いて15分ほど。
初日は歩いて行ったが、2日目はホテルのサービスでトゥクトゥクオート三輪的乗り物)に乗って出勤。
 

トゥクトゥク、涼しくて快適。
 
 
 
 
仕事がある間は、とにかく朝から夜までオフィスに入りっぱなし。しかも寒いんだ、コレが。
タイは外は暑いが、室内はこれでもかというほど冷やされていることが多い。ホテルのエアコンも恐ろしく効きがいい。
 
 
 
日本の夏と何が違うかと言えば、昼間は日本のほうがいやらしい暑さ、ただし、汗の出る速さはタイの方が早い。きっと日本よりも気温は高く、湿度が低いからなんじゃないかな。
ただし、早朝の気持ちよさは日本の勝ち。朝に窓を開けると気持ちいいっていうことはなく、ただ蒸し暑いだけだった。

 
 
そういえば、ホテルのボーイに20バーツ(60円ほど)チップをあげたらいきなり上機嫌になった。
俺の左手のギプスを見て
ボーイ:「どうしたんだよ、そのケガは?」
俺:「バイクに乗ってて転んだんだよ」
ボーイ:「俺も昔、バイクで左手を骨折したぞ!」
俺:「いいから俺のスーツケースを持ってきてくれ」
 
みたいなやりとりがあった。
距離感、難しいです。 
 



↑ホテルはこんな感じ。あぁ、こういう部屋に住みたいっ!!
 
 
 

↑ワールドカップのオランダ戦はご覧の映りのテレビで見てました。。
 
 
 
 

タイで仕事をしている人たち。

オイラがお邪魔した会社は、日本企業の現地子会社。
ただし、日本人スタッフは2人だけで、あとの数十人は全員タイ人だった。
 
日本人の社長とスタッフには、専属の車と運転手がつく。
電話一本であちこち連れて行ってくれる。
普通のスタッフでも、警備員が何人もいる30階建てのコンドミニアムに住んで、お手伝いさんを雇っているそうな。
別に贅沢をしようということではなく、いきなりバンコクでの生活をすることになった場合、安全をきちんと確保して、日々の生活に困らないようにするにはそれくらいの環境を会社側が揃えなければならないという考えらしい。
それでもコストは日本より安いとのこと。うーん、想像がつかない。


そして驚いたのは、女性社員の比率。
7割方が女性社員。現地のボスも女性。リーダーも女性が多い。
そしてよく働く。
 
 
システムの問い合わせも、日本だったら「なんかおかしい気がするから調べてください。」レベルの問い合わせが多いのに対して、こちらだと「ここがこの数字なので、こちらはこういう計算になっているはずなんだけど数が合わない。調べてください。」レベルの問い合わせが来るので、こちらとしても非常に楽。しかもシステムを使う人全員がきちんとその仕様を理解して使ってくれている。
システム屋冥利に尽きるというか何というか。
 
 
それに、変更点や修正点、確認してもらいたい点を話すと、きちんと「OKでした!」と報告をしに来てくれる。うれしいし、ありがたい。やはりそれなりに優秀な人材を集めているんだな、と思った。
日本で言えば外資系企業で英語で仕事をしているようなモンだから、そもそものハードルが高いんだろうけどね。
  
 
なので、この会社のスタッフは、やはり現地ではかなり給料の高い部類に属するらしい。
現地のボスは、現地の平均年収のおよそ25倍。東京で言えば7000万円といったところかな。
彼女だけには専属の運転手がついている。
そして日本人社長も結果的には御輿なので、本当のところは彼女には敵わないらしい。
こういうところに現地子会社の難しさが見て取れる。
 


最終日。

とりあえず最終日に 時間ができたので、少し早起きをして街を歩いてみた。
 

↑ワールドカップにからめて何かやってたらしい。
 

 

↑一本細い道に入ると結構緑がある。

 

タイは結構バイクが多い。100ccくらいだったと思うけど、日本のスクーターと違うのは、タイヤが若干大きくて細いということ。
舗装されきった日本の道路と違って、少し田舎に行くと未舗装路の多いタイでは、やはり路面ギャップに強い大きめのタイヤと、面圧が高くなる細いタイヤが役に立つのかな。

↑こんなバイクがいろんなところで走っている。
 
 
 
バイクタクシーというのが結構走っていて、地元の人はコイツをよく使う。買い物の往復にバイタク、友だちの家に行くのもバイタク、会社に出勤するのもバイタク。
バイタクは乗る前に金額交渉をするらしい。オイラもチャレンジしてみたかったが、トラブルも結構多いということで、仕事で行っているということもあって断念した。

↑バイタクの皆さん。
 
 
 
 
 

街並み。

バンコクの街並みは、まさに東南アジアの都会という感じで、結構ごみごみしている。
と、言うか、建物や街もやはり日本と比べてしまうと若干くすんだ印象がある。
 
 

↑こんな建物が非常に多い。



↑まさに南国。日本で見るより無理がない。
 
 
 

↑店は結構わかりやすいし、入りやすい。
 
 
 
 
どっかのホテルの1階にオサレなカフェを見つけたので一休み。
タイで出されるコーヒーは、だいたいメチャ甘。ブラックと言ってもミルクが入っていないだけで、最初から甘いんだよね。

↑飲み物が冷たいってだけで十分です。
 
 
 
 

乗り物

バンコクでは異常な台数のタクシーが走っている。
しかもピンクやら黄色やら緑やら、結構派手な色のタクシーが多い。
実際、道路をしばらく観察していても、走っている車の半分はタクシーなのではないかと思えるほど。
一般的なメータータクシーの初乗り料金は50バーツ(だいたい150円)なので、市内を移動したいときはタクシーが割と安くて確実。
でも、英語はほとんど通じないので、目的地の住所なり地図なりを使って行き先を知らせるのが一番いい。

↑オレンジ色のヤツがタクシー。こういうのがいくらでも走っている。
 
 
ちなみに、タクシーは古い車だと営業許可が降りないので、新しくて綺麗な車が多い。そして日本車もかなり多い。
聞くところによると、このタクシー、日本人も結構経営しているらしい。日本から自動車を輸入して、タクシー仕様にして、営業許可を取って、運転手を雇って経営、みたいな感じだそうで、成功すると現地では割と余裕のある生活ができるそうな。
すげぇ。
 
 
 
 
 
 
 
……つづく。