3分間プログラマ 〜その4〜。

営業の要求度≒お客さんの要求度

開発と営業の仲があんまり良くないってのはよく聞く話。Twitterでもたまに「営業爆発しろ」っていうのが流れてくる(笑)。
ただ、営業さんって、お客さんに一番近い場所にいるんだよね。お客さんの要望を知っているんだよね。どうすればお客さんが納得するのか知っているんだよね。
じゃぁ、ちゃんと、とことん話をしないと。
営業さんは技術を知らない?だから何?お客さんだって知らないじゃん。営業さんよりも知らないよ。その何も知らない人からお金をもらおうとしてるんでしょ。
そりゃぁ営業さんだっていろんな皮算用しているだろうけれども、仲良くやらなきゃ。
自分が作ったワケでもないのに文句言われて、追い返されて、それでも食い下がって、開発メンバーに文句言われて、めんどくさい契約まとめて・・・。協力してやっていこうぜ!


保守作業に命をかける

な〜んにもないのに金をもらっている。
保守ってオイシイよね。なんかあったら追加料金もらえばいいんだし。
と思っていた時期が私にもありました。


でも、最近もらったお話って、普段保守をしているお客さんなんだよね。
ただ単に保守作業をするんじゃなくって、とにかく雑談でも何でもいいから話す。お客さんが話し好きだろうがそうじゃなかろうが、とにかく話す。
お客さんだって、保守作業に来た人を相手にしないわけにはいかない。
ちょっとずるい方法かもしれないけど、保守作業を口実にコミュニケーションを取る絶好のチャンスだと思って話す。こっちから営業に行くときと違って、お客さんはお客さんで「この人、システムの保守作業に来ているんだ」とか思うと、自然とシステムの話をしちゃったりするもの。
お客さんと話すのが苦手な人も多いけれど、そういうときはおしゃべり好きな人が客先に行けばいいだけの話。それくらいの適材適所ができないと、いろんな意味でちょっと厳しいと思うなぁ。


箱と光る板。

パソコン=箱。液晶=光る板。くらいのレベルで理解をしている人がたくさんいる。
液晶の電源を入れる方法すらわからない人もいた。
「この帳票のここの数字をシステムのここに入れる」
っていうお仕事をしている人がすごく多い。
もちろん、簡単なオペレーションの連続で仕事が完了するのが理想だから、それはそれでいいと思う。


ただ実際、PCに詳しいとか、そもそもアプリケーションの動作として何が自然なのかっていうのがわかっている人ってすごく少ないし、むしろわからないほうが普通。
そもそも、「文字」と「数値」の違いだとか、「データベース」っていう言葉だとか、「テキストボックス」っていう言葉だとか、そんなのだってわからない。


そういうことを頭に入れずにお客さんと話をすると、結局、
「システムの人って難しいことばっかり言っててよくわかりません><」
ってコトになる。
それじゃぁ話は進まない。
「PCを利用するんだったら、PCに関しての知識があって当たり前だ」
なんて思っているのだったら、その認識は改めたほうがいいと思う。


なんせ、パートのおばちゃんが並んで使ってたりするんだから。自分の母親に、システムの不具合とその対策について、理解してもらえるように説明できますか?自分の母親に、IEFirefoxGoogle Chromeの違いを理解してもらえるように説明できますか?
極端な例だけれども、それくらいのレベルで話すことができなければ、利用しているお客さんにシステムを理解してもらうことはできない。(最初から理解してもらおうと思っていない人もたくさんいそうだけどね)


しかし、大きい会社の情報部署の人でも全く知識がない人とかいるんだよなぁ。普段どういう仕事してるんだろう。何かしらの知識は持っていると思うんだけどなぁ。




・・・・・・続く(たぶん)